プロフィール

𠮷川日奈子 𠮷川日奈子(よしかわひなこ)欧州での舞台名-Ina Yoshikawa

東京に生まれる。4歳よりピアノを始める。桐朋子供のための音楽教室・広島分室にてピアノを増本嘉子氏に師事。15歳より成田繪智子氏の下で声楽を始める。1995-1999年、東京音楽大学にて声楽(演奏家コース)を専攻。同大学大学院に進み、大学院オペラ公演「フィガロの結婚」(スザンナ)、「ドン・ジョヴァンニ」(ツェルリーナ)などを歌う。2001年同大学院を首席で卒業し(修士論文『モーツァルトの書いたトルコ風楽曲―歌劇「後宮からの誘拐」の考察』)、一年間声楽科助手を務めた後、2002年ドイツへ留学。アウグスブルク音楽大学の声楽科に編入、ヤン・ハンマー氏のもとで研鑽を積む。主席で卒業後、2005年に同大学のマスターコースを修了。同大学のオペラ公演、「コジ・ファン・テゥッテ」(デスピーナ)、「後宮からの誘拐」(ブロンデ)などに出演。平行して、2003年10月よりドイツのニュルンベルク国立劇場の第1期オペラ研修生に選出され、同劇場において「魔笛」(パパゲーナ)、「ヘンゼルとグレーテル」(眠りの精および露の精)、「秘密の結婚」(カロリーナ)などを歌い、オペラ歌手として本格デビュー。

2004-2006年、オーストリアのリンツ州立劇場 Landestheater Linz の専属ソロオペラ歌手として「カルメン」(フラスキータ)、「後宮からの誘拐」(ブロンデ)そして「こうもり」(アデーレ)を含む10演目に出演。 2006年8月よりドイツのハノーファー国立歌劇場Staatsoper Hannover の専属ソロオペラ歌手。これまでに同劇場にて「ホフマン物語」(オリンピア)、「ばらの騎士」(ゾフィー)、「フィデリオ」(マルツェリーネ)、「ウェルテル」(ソフィー)、「ラ・ボエーム」(ムゼッタ)、「ファルスタッフ」(ナンネッタ)、「ランスへの旅」(フォルヴィル伯爵夫人)、「フィガロの結婚」(スザンナ)、「後宮からの誘拐」(ブロンデ)、「コジ・ファン・トゥッテ」(デスピーナ)、「魔笛」(パミーナ)、「カリスト」(カリスト)、「ナクソス島のアリアドネ」(ツェルビネッタ)などを歌った。

ゲスト出演は、ドイツ(ベルリン、マンハイム、ニュルンベルク、ハノーファー、ダルムシュタット、エアフルト、ブレーメン、ケムニッツほか)を始めイタリアに及ぶ。

シーズン 2016/2017および2017/2018専属ソロオペラ歌手としてドイツのニュルンベルク国立劇場Staatstheater Nürnbergに所属。同劇場においてヴェルディのオペラ「リゴレット」(ジルダ)、ロッシーニ「アルジェのイタリア女」(エルヴィラ)、「ヘンゼルとグレーテル」(グレーテル)、「ラインの黄金」(ヴォークリンデ)、「ラ・ボエーム」(ムゼッタ)、「魔笛」(パミーナ)、「陽気な未亡人」(ヴァロンスィエンヌ)、「イドメネオ」(イリア)に出演した。

シーズン2023/2024は、滋賀県立芸術劇場びわ湖ホールにてリヒャルト・シュトラウスのオペラ「ばらの騎士」ゾフィー役、およびコンサート(気軽にクラシック)が予定されている。

 

コンクール暦

第50回、52回全日本学生音楽コンクール入選。2000年長江杯国際音楽コンクール大学の部第1位。2001年国際ベルヴェデーレ・オペラ・オペレッタコ ンクール(ウイーン本選)セミファイナリスト。2001年14回市川文化会館新人演奏会優秀賞。2002年14回大曲新人音楽祭優秀賞。2004、 2005年ニュルンベルグ・アウグスブルグ音楽大学声楽コンクール第2位。2006年アレクサンダー・ギラルディ国際声楽コンクールファイナリスト。第5 回東京音楽コンクール声楽部門第3位。